10.26.2009

心にしみいるエリザベス&山マキサウンド!

Elizabeth Rogers 初来日!



「うちなる自分に耳をかたむける。」

エリザベス・ロジャースの永遠なるテーマがそこにあるそうです。エリザベスの音楽は Less is More!  余分な力が全くはいっていないのです。上手に歌うとか、聞かせようとかという意図も全く感じません。全くもってオーガニック? 素朴? 言葉がみあたらないんです。そう、スピリチュアルですよ! 心にしみわたる感覚でした。

その美声はさることながら、彼女の歌詞がどうやらもの凄いパワフルなメッセージをもっているようです。幼少のころニューヨークシティーオペラに出演しているほどの実力派。ニューヨークのウェスト・アッパーサイドに住んでいた彼女は根っからのニューヨーカー。しかし、そのNYの都会的なイメージは全くなく、むしろイングランドの田園風景か、スコットランドの海辺の風景が目に浮かぶのです。おそらく彼女の澄み渡るようなきれいな心が私達を安らぎへと誘ってくれてくれたのだと思います。なぜか多くの皆さんが目を閉じてじっと聴き入っていました。あまりの心地よさにまるで夢見心地!

エリザベスと尼ケ坂との縁を結んで下さった池田真治が「みなさん!起きてますかー!」と笑いながらMCをいたたのには爆笑しました。エリザベスも「別にいいのよ!うれしいわ!」ですから。
それにしてもこの池田さんは本当に面白いというか、不思議というか、失礼なんですけど、外見と内面の整合性がとれていないんですねー。「イヤー、山マキのサウンドに涙したのは僕です!」とメールをくれるぐらい優しい心の持ち主なんです。

でも、初めてお会いしたとき、しかも唐突に「ここでライブさせてください!」と尋ねられ「絶対この人、ハードロックとか、R&Bとか、ラップをやらせろ言うじゃねーかー!ヤベーそ!」と心で叫びましたから。その時渡されたCDのパッケージデザインが凄く可愛くて、そのギャップにやっぱり「何だ?」と思いましたよ。そのCDを聞いた時「本当かよ?」と目を疑いました。それでも怪しさ満点なんでどうしたらいいかしばらく・・・になってました。美女と野獣。縁結びの神様にそんな無礼なことをいってはバチが当たるといかんですね。イヤーほんと素晴らしい人格者です。池田さん、バンザーイ!

それにしても、エリザベスは最高でした。

紅茶にスコーンを食べながら、癒しのモードはさらに山マキでヒートUP。癒しでヒートできるのも山マキぐらいだと思いますよ。珍しく尼ケ坂のスタッフはもの凄い段取りも良く、まったくテンパらないでやってました。これは絶対音楽の御陰だと思います。

イヤー、驚きました! 山マキに新メンバーが登場したんです。山田まゆこさん! 山田晋吾くんの嫁さんです! サウンドはもちろんチェロが加わりボリューム感がアップ。牧野さんのハーディーガーディーはさらにチューナップと改良が重ねられ、晋吾のギターには油がのってきました! 4枚目のアルバムはめちゃめちゃ期待出来ますよ! 3枚目のアルバムからさらに飛躍的に素晴らしくなると思います。

エリザベスも山マキの大ファンになったようです。エリザベスに「山マキライブをNYでやろうよ!」とどさくさで言ったら、笑いながら「It is great idea!」と言っていたように聞こえました! いつか山マキライブをNYで聴けたら最高ですよ。

あまりにも癒されて頭がハイになちゃいました。

ところで、エリザベスのグリーンの服と池田さんのオレンジ、
怪しいと思いません?

まあー、いいか!

10.17.2009

四大都市のデザインの祭典が名古屋に結集!

大名古屋サローネ構想



今年のNagoya Design Week は大変な盛り上がでした! 

様々な課題はあるものの大切なのは変化が形に見えたことではないでしょうか。名古屋中心の栄を歩くと黄色いNDWのブックレットをもった人達が歩いている風景を見かけました。 私は実行委員ではありませんが、多くの友人たちがこのNDWのために連日徹夜で頑張っていました。本業を犠牲にしてまでなぜここまで熱くなれるのか?名古屋のデザインのために何かしなければという「大名古屋人の使命感」みたいなものを感じましたね。

オフィシャルのトークイベントは河村たかし名古屋市長と神谷デザインの神谷利徳の対談で「市長!デザインのこと、どう考えていますか」が開催されました。べたな河村市長に神谷さんが食い付いてくれたお陰で、ほんの少しだけデザインという概念をもって頂けたような気がしました。そのちょっとが大切だと思うんです。凄く楽しいイベントでした!

名古屋は昨年ユネスコより「クリエイティブ・デザインシティー」に認定されました。世界でまだ六都市しか認定されていないようです。「なんで名古屋が?」と思いましたが、市長も同じことを言ってました。名古屋は「デザインと宣言」を称えたものの、市民には「デザイン」という言葉は未だに身近かなものになっていないと思います。しかし、何を根拠にクリエイティブ・デザインシティーとなったのか? その冠は光栄ですが、全く実感のないものですね。

さておき、それにしても今回の Amagasaka Salon TALK はめちゃくちゃに盛り上がりました。ロックのライブみたいでしたね。最も尼ケ坂らしく「サロン」ならではのトークライブだったと実感しました。「クリエイティブ・デザイン・サロン」!

それもそのはずです。東京からはDesign Tide Tokyo ディレクター松澤剛(E&Y)、大阪からは今年から始まった Design East ディレクター 柳原照弘 ( ISOLATION UNIT )、福岡からは Designing ディレクター 井出健一郎(rhythmdesign)Nagoya Design Week はディレクター 村上 嘉浩 (Ogni)と四都市のデザインイベントの濃ーいディレクター達が一同に「デザインと街」をキーワードに尼ケ坂に集結しました。

それぞれの風土や文化は顕著に違いはありますが、それこそ今注目すべきローカルの個性であり多様性だとポジティブにとれました。その多様性こそ「日本人」というアイデンティティだと思います。その共通の価値観こそが日本を変える原動力となると思いました。それぞれの都市が世界の中の日本を意識した上で「日本人らしさ」とは何かをまじめに考えている。それぞれの都市がそれぞれの魅力を共有したことで「日本の魅力」が見えてきたような気がしました。


このように四大都市のデザインイベントのディレクターが、尼ケ坂(名古屋)に集まったのも、オフィシャル( on the track )イベントではなく、インディペンデント(off the track ) だからこそ気軽に集まれたのではないかと思いました。酒を飲みながらリラックスした状態で「本気モード」で話す場と空気が必要なんだと思いました。皆さんが口を揃えて「このようなサロンはありそうでないよ!」と励まして下さいました。3年間の努力が報われたような気がしました。今回はたまたま「デザイン」をトピックに街との関係性を考えましたが、トピックは何であれ盛り上がると思います。大切なのは組織の役職の何がしではなく個の自立をしたインディペンデントが思いや気持ち(喜怒哀楽)を共有することです。奥ゆかしい日本人は自己主張を美としません。それ故にたまりにたまったものがこのような切っ掛けで吹き上がるのだと思いました。皆自己主張の場に飢えていると思いました。状況をデザインする! 

私が尼ケ坂でこだわってきたことはそのような場創り、空気創りでした。形ではないアイディア、価値観、こだわり、思いを言葉で表し共有する状況(環境)を創りだすことでした。それを私は箱媒体と言っています。その形のない段階でのブレやズレがある状態で、何かを形(モノ)にしたときに「変なデザイン」になると思うのです。今はやりのダム工事みたいなものですよ。デザインのプロセスの中に具現化する作業だけでなく、エモーションみたいな無形なものを抽象化することも大切だと思います。

名古屋はモノづくりにこだわりすぎて、形のない物を愛でる文化が失われていると思います。「名古屋らしさ」はもはやモノつくりはではないと思います。正確に言えばモノづくりのノウハウや素晴らしさはすでにあるということでしょう。だからこそ、形のない名古屋人の誇りみたいなものを育むことが大切だと思います。名古屋人の色艶みたいな! 尾張6代藩主徳川宗春なんてカッコええですわ!

尼ケ坂のサロントークで大事にしていることは、むりやり一つの結論を出すこと、特に落ちをつくらないことです。結論を出すことよりも論議することがまず大切だと思うのです。持論をぶつけ、気持ちをぶつけきる。「まだ物足りない!」「じゃあもう一度。」ととことんやることでしょう。そのぶつかりあいから一つか二つ、異なる者同士を強力に結びつける切っ掛けと接点をみつけるだす場(状況)がまずは必要かと思います。

大名古屋サローネは、世界からその切っ掛け(接点)と可能性を見つけにくるような出会系エンターテーメントになると楽しいとおもいませんか。デザインに固着する必要もなく! モノはその切っ掛けと可能性から自然発生的に生まれると思います。名古屋にその人を惹き付ける魅力をどう醸し出すか? これがクリエイティブ・デザインシティーの課題ですね。まずは、クリエティブ・デザインサロンを尼ケ坂で創ろう!

スペシャルゲストの皆さん、そして参加してくださった全ての皆様、第二弾を絶対にやりましょう。ありがとうございました!


スタジオプレパさん、長尾琢磨くん、お疲れさまでした。



↓ プレパさんの素敵な器と、私のおかんの野に咲く花。
  奇麗でしょ! おかん、何時もありがとう!